アサギユメさんの「アタマの中のアレを食べたい」を読んだので、紹介したいと思います。
このマンガは、作者のアサギユメさんの最大の関心である「食」について書かれているマンガです。
グルメ漫画というと「美味しんぼ」的な豪華な食事が思い浮かびますが、アサギさんの興味があるのは「珍味」、それも一般にはゲテモノと言われる内蔵や脳みそ、虫などといった変わった食材。
最近では、無印良品からもコオロギせんべいが発売されたり、スーパーフードとして昆虫食が注目されています。
虫などを食べるのにかなり抵抗がある人も多いかと思うのですが、少しでも興味が湧いた人にはオススメです。
この漫画を知った経緯
このマンガを知ったのはTwitter経由でした。
以前からアサギユメさんの旦那さんである、鯨川リョウさんの「秘密のレプタイルズ」を愛読していたため、鯨川さんのTwitterのフォローをしていました。
そのTwitterで彼の奥さんの本が出ることを知りました。
それが今回紹介する「アタマの中のアレを食べたい」です。
鯨川リョウ・アサギユメ夫妻はかなりの生き物好きで、飼っている生き物の総飼育数は200匹以上。
そして旦那さんの方は飼育系の漫画を書いているのに対し、アサギさんはその飼育しているのと同じ生き物を食べるマンガを書いているという、ちょっと奇妙な感じになっています。
気になる内容は?
始まりは二人が結婚する前の話から。
たまたまデート中の会話で出てきた、トナカイが食べれるお店が横浜にあるので行こうということに。
そこが横浜に実在する「珍獣屋」というお店。
そのお店のメニューに書かれていたのは、トナカイの鍋をはじめ、ツクツクボウシやウーパールーパーなど他の料理屋では見ることの出来ないメニューばかり。
一人盛り上がるアサギさんに対し、ドン引きしながらも付き合う鯨川さん。
こんな感じで、様々な「食べ物」に挑戦していく様子が描かれています。

最初はトナカイと割とソフト目ですが、回を追っていくとタランチュラや、アオダイショウなどややハードな感じになっていきます。
ちなみにウール−パーはシシャモのような味がするそうです。
ちょっと変わっていても、ある意味理想的な夫婦の形
作中でも触れられていますが、著者のアサギユメさんは飼っていたピラニアが死んでしまった時、供養として食べて自分の血肉に取り込もうなど、かなり変わった癖を持っている感じです。
対する鯨川さんの方も、アサギさんから「うちの旦那は冷たい!!」と言われるように、かなり冷めた性格に描かれています。
しかしながら「お互い出会えて良かったね」と友人から言われたように、互いにフォローしている仲の良い夫婦の姿が描かれています。
こんな感じなら結婚するのもいいかもね、とニヤニヤが止まりません。
まとめ
中身は、オールカラーで絵も美麗。
イラストは詳細に描かれていますが、虫なども写真ほどグロくなく、苦手な人でも大丈夫かと思います。
マジで、この内容でこの値段は、かなりのお買い得です。
できればKindle版でも電子ペーパーではなく、iPadなどのカラーディスプレーの媒体で読むことをおすすめします。
おしまい。
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