コストパフォーマンス抜群の三脚、Leofotoのカーボン三脚を買いました

プロカメラマンやYouTuberにも愛用者の多い、コスパ最強三脚Leofoto LS-323Cとボール雲台のセットを買いました。

私の購入した三脚は、パイプ径32mmの極太カーボン製にもかかわらず5万円以下という、コストパフォーマンスの良さ。

GitzoやManfrottoの海外メーカーのカーボン三脚と比べると破格の値段です。

国産エントリークラスのカーボン三脚と比べると価格は同等レベルですが、性能面では優っている感じですかね。

目次

実は2本目の三脚です

α7IIIを買ってしばらくしてから三脚が欲しい〜ってなっていたのですが、あまり深く考えずにマンフロットのトラベル三脚「Befree Advanceアルミ4段」を買いました。

ビックカメラの店員さんに相談した時は、風景撮影ならパイプ径28mm以上の三脚をオススメされたのですが、その時は持ち運びやすい方がいいじゃね?と言う感じでトラベル三脚を選びました。

しかし風の強い日や夜景などで長時間露光をすると微妙にぶれる感じがして、やっぱり強度のある三脚が欲しいなぁと思うことが増えてきました。

そもそも写真を撮りに行くときは基本車なんで、持ち運びやすさとか別に考慮する必要はなかったんですよね。

という訳で持ち運びやすさは無視して、強くてコスパの良い三脚が欲しいと思っていたとき知ったのが中国のLeofotoという三脚メーカー。

今、最も勢いのある三脚メーカーです。

Leofotoの三脚の特徴

いろいろな三脚を作っているLeofotoですが、やはり代表的なのが今回私が買ったレンジャーシリーズの三脚。

こんな特徴があります。

  • 10層カーボンパイプや削り出しのアルミパーツを使っていて、剛性感が凄い。
  • エレベーターが無いので、脚を畳むと細くコンパクトになる。
  • 他メーカーと同価格帯で太いパイプが選べる。

10層カーボンパイプや削り出しのアルミパーツを使っていて、剛性感が凄い。

最初に梱包から出して驚いたのが、品質面。

正直中国製の三脚なんて値段相当だろと舐めていたのですが、国内外の有名メーカーと遜色ない、むしろ上回るぐらいのクオリティです。最近の中国製品のクオリティは、本当に上がっていますね。

脚を伸ばして設置するとさらに驚きです。

32mmのパイプ径のおかげかめちゃくちゃ剛性が高く、パイプを手で持って捻ってみてもほとんど揺れません。

プロカメラマンにも愛用者が多いのも納得です。

エレベーターが無いので、脚を畳むと細くコンパクトになる。

使用頻度が少ないエレベーターを思い切って取っ払いコストを下げるとともに、収納状態にしたときに細くなるので、カメラバックに装着しやすくなっています。

パイプ径が太い三脚でもエレベーターが無いおかげで、畳んだ時は細くなって持ち運びやすいです。

一応、センターポールが付属しているので、伸長を伸ばす事ができるのですが、雲台を外して取り付ける必要があるのでちょっと面倒です。

今回買ったのは3段の三脚なので脚を縮めても収納寸法は長くなってしまうのですが、5段三脚はかなりコンパクトになるので、旅行や登山で使う時にもいいんじゃないでしょうか。

他メーカーと同価格帯で太いパイプが選べる。

他メーカーやサイズ違いの三脚を比較してみるとこんな感じ。

LS-323C+
LH-40PCL
LS-324C+
LH-40LR
ライトカーボンE83FAジオカルマーニュN635III055プロカーボン
3段
LS-284CLin+
LH-36
メーカーLeofotoLeofotoSLIKベルボンマンフロットLeofoto
段数3段4段3段3段3段4段
パイプ径32mm32mm28mm28mm29.2mm28mm
ロック方式ナット式ナット式ナット式ナット式レバー式ナット式
最大伸長
(エレベーター有)
1930mm1711mm1795mm1870mm170cm1903mm
伸長
(エレベーター無)
1615mm1396mm1475mm1452mm140cm1578mm
縮長745mm576mm690mm690mm63cm618mm
重量2080g1920g1775g2150g2kg1650g
付属雲台ボール雲台ボール雲台ボール雲台3way雲台別売りボール雲台
クイックシューアルカスイス
互換
アルカスイス
互換
QRAシステムアルカスイス
互換
耐荷重20kg15kg5kg4kg9kg10kg
価格(’21年12月)49,500円56,700円49,23050,600円59,829円49,500円

同程度の価格であれば、パイプ径をワンサイズ上げる事ができます。

パイプ径が太ければ太いほど三脚の剛性アップに直結するので、出来るだけ太いパイプを選びたいところです。

しかも雲台のクイックシューがアルカスイス互換のため、カメラにL字ブラケットを付けていればそのままカメラを縦横自由にセットする事ができます。

3段三脚にした理由

Leofotoの三脚で一番人気は4段三脚のLS-324Cで、実際多くのユーチューバーに紹介されているのもLS-324Cだったりします。

今回私が3段三脚にしたのは、いくつか理由があります。

  • 4段は脚を伸ばしてもアイレベルに少し足りない。
  • セッティングが楽
  • 安い

4段は脚を伸ばしてもアイレベルに少し足りない。

4段三脚は脚を全て伸ばしてボール雲台をつけた状態で1396mm。それに対し3段三脚は1615mm

4段三脚だとカメラを取り付けるとファインダー位置がおよそ1500mmぐらいになりますが、身長175cmの私だと少しアイレベルに足りないんですよね。

少しかがんだりセンターポールを取り付けたりすれば問題ないのですが、どうせなら脚が伸びた方がいいですよね。

通常、段数が多い方が伸長が高いと思うんですが、3段三脚だと収納したときの長さが745mmに対し、4段は576mmとかなり短くなります。(雲台込み)

前述したとおり車で移動をする前提なので、収納サイズが大きいのは問題ありません。

また一番細いパイプが4段三脚は22mmに対し、3段三脚は25mmなので剛性面でも3段の方が有利になります。

セッティングが楽

段数が少ないということは、ロックナットの数も少なくなります。

操作する場所が少ないので、当然セッティングも早く楽になります。

一度設置したらほとんど移動しないような場合にはあまり関係ないですが、ちょこちょこ移動したりする時にはやっぱりセッティングが楽なのはありがたいです。

安い

価格面では3段三脚「LS-323C+LH-40PCL」は4段三脚「LS-324C-LH40LR」より5000円ほど安く買う事ができます。

収納したときのサイズが問題なければ、安くて使いやすいのは3段の方です。

セットになっている雲台について

今回はボール雲台LH-40PCLがセットになっているものを購入しました。

パン方向の回転以外にシューベースも回転するとっても使い勝手の良い雲台です。

  • ボール径40mmで十分すぎる剛性
  • ロックを緩めたときのボールの動きは若干引っかかる感じ
  • クイックシューがレバー式で手袋をしていても操作しやすい
  • 縦位置撮影用の切り欠きは2ヶ所
  • フリクションコントロールダイヤルとパンロックダイヤルの同じ形状

ボール径40mmで十分すぎる剛性

ボール雲台の剛性はボール径の大きさに依存します。

LH-40はボール径が40mmとかなりサイズが大きく、耐荷重20kgもあります。

耐荷重20kgはメーカーによって測り方が違うので一概に比べることはできませんが、一般的な一眼レフやミラーレスカメラであれば剛性が足りなくて困るなんて事にはならないです。

ロックを緩めたときのボールの動きは若干引っかかる感じ

ボールロックを緩めたときの動きの軽さをフリクションコントロールで調整する事ができるのですが、かなり微妙な調整が必要なため、カメラを動かすときに若干引っかかったような重さを感じます。

もう少し軽くしようとフリクションコントロールを緩めると、スカスカになってしまいます。

ボール雲台の特徴なのでしょうがない部分はあるのですが、微調整が必要な時はギヤ雲台を使うのがいいかもしれません。

クイックシューがレバー式で手袋をしていても操作しやすい

今回買ったボール雲台は、クイックシューがアルカスイス互換でレバーロック式になっています。

スクリューロック式もありますが、レバーロックの方が手袋をしていても操作しやすそうなので選びました。

またパン方向の回転だけではなく、シューベースも回転するので構図の微調整と時に便利です。

ただレバー式には欠点もあって、複数のカメラを使い分けている時、クイックシューのサイズが合わないとキチンと固定が出来ません

私の場合、付属のクイックシューとSmallRigのL字プレートマンフロット・200PL-PROを使っているのですが、マンフロットのクイックシューのみ再調整しないとスカスカで固定が出来ません。

調整するには工具が必要なため、忘れた時には三脚が使えなくなってしまいます。

縦位置撮影用の切り欠きは2ヶ所

縦位置撮影用の切り欠きは通常のボール雲台には1ヶ所ありますが、Leofotoのボール雲台には2ヶ所の切り欠きがあります。

購入した時は便利そうに思いましたが、斜め方向に切り欠きがあるため正直微妙。正面に1個の方が、違和感なく使えます。

フリクションコントロールダイヤルとパンロックダイヤルの同じ形状

雲台の右側には上側にフリクションコントロール、下にパンロックのダイヤルが並んでいるのですが、形状が同じものが並んでいます。

夜景や天体撮影で真っ暗の中手探りで操作をしようとすると、手の感触が同じため間違えてしまうことがあります。

見た目は統一感があっていいのですが、形状を変えた方が機能的には良かったのかなと思います。

まとめ

Leofotoの三脚はコストパフォーマンスも良いので、一般人が入手できる三脚としては最適解じゃないかな。

お金を出せば剛性のある三脚は他にもたくさんあるだろうけど、みんながみんな三脚に20万30万も出せないでしょ?

車の移動が多ければ「LS-323C+LH-40PCL」、徒歩での移動が多ければ「LS-324C-LH40LR」がオススメ。

特に風景撮影を始めたばかりで初めて買う三脚に迷っているなら、あれこれ迷走するよりLeofoto選んでおけば間違いないと思いますよ。

おしまい。

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